平成21年3月23日のイベント

音声による活動の様子

うた:「おかあさん」 ピアノ:渡辺ちか先生
質問:「幼稚園で今一番楽しいことは?」
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 保護者の方からのメッセージ

Child Brain Class を修了して・・・
 私の子供達は二人共悠悠クラブのCBCの活動を通して大きく成長しました。
 (※ Child Brain Class とは、就学前の児童を対象として、集中カリキュラムを行う特別クラスのこと)

 CBCは本当に色々な取り組みで盛り沢山です。子供達にとって、この取り組みの中で出来た事の一つ一つ、得意な所を充分に褒めて下さる事によって得た満足感と知識が自分に自信を持つ事に繋がりました。

 長男は文字の獲得が早く4歳になる頃には一人で絵本も読める様になっていましたし、分野を問わずあらゆる知識を持って居る事が自信になりました。兄弟でも全く別のタイプの次男は元気で活発・体を動かす事が大好きですが無理に大人しくさせる事も無く出来る事を褒めて下さり、先生との関わりと信頼関係が土台となってコミュニケーション能力が高まり、認められる事によって人間にとって一番大切とも言える自己肯定感が育って行ったように思います。そんな中で座って取り組む時間は気持ちを切り替えて最後まで頑張って居られる様にもなり、小さい頃手を焼いていた癇癪も落ち着いて行き心配していた自傷行動も見られなくなって行きました。現在ではこういった問題行動は二人揃って全く見られません。

 また、子供達はクラブでの取り組みをとても楽しみにしており、家でも兄弟二人で仲良く『悠悠クラブごっこ』をして遊びます。交代で順に先生の役をして取り組みを再現して遊ぶ程クラブの取り組みが大好きです。こうした楽しそうな姿からも毎日楽しみながら色々な事を学んで居る事を伺い知ることが出来、安心できました。

 更に、クラブでは様々な講演会を開き色々な情報を提供して下さいます。そこで得た情報は子供との関わりのヒントとなりとても参考になりました。クラブでは悠悠クラブの取り組みが全てではなく色々な方法を試み、様々な視点で子供達を観察し子供の発達の為に何が必要かを模索して下さいます。そんな中の一つに木村順先生(東京都足立区在住:作業療法士)との出会いも有り長男のみですが個別療育を受ける機会を頂き、「圧力をかけて全身のマッサージをする」という思いも寄らないアドバイスを頂きました。半信半疑な中で続けてみると確かに子供達の行動は落ち着いて行き感覚過敏で難しかった爪切り等も嫌がらなくなりました。次男については実際診ては頂いておりませんが、大便を触って遊ぶ癖で困っていると話すと、これも感覚過敏の一種で同様のマッサージで解決出来るのではないかとアドバイス頂き「まさか・・・」とは思いましたが実際に半年以上悩み続け色々な事を試しても直らなかったこの行動がマッサージを始めて1週間で殆どしなくなり、10日目以降は全く興味を示さなくなりました。

 そして、CBCの活動において重要なのは半年に一度の成果報告会です。毎回半年後に何が出来る様になりたいか、子供と何を頑張りたいか目標を立ててクラブ内に掲示します。そして半年ごとに子供達の成長を披露し合い我が子のみならず、お友達の成長にも驚き、感動します。目標を高く持ったお友達と一緒に学ぶ事でお互いに良い刺激を受け合い半年と言う短い期間で沢山の成長した姿を見せてくれます。

 長男も、次男もCBCを卒業する時の最後の発表会では最初の頃とは見違える程立派にやるべき事をやり、先生の指示に従い日々積み重ねてきた成果を充分に発揮する事が出来ました。修了証書を頂く時の、その自信に満ちた笑顔に思わず感動の涙が溢れそうになりました。

 悠悠クラブに通い始める前、育児をしていて私自身が一番自己嫌悪に陥っていた事は自分が子供達を否定してしまう事です。毎日毎日「どうして、こんな事も出来ないの?」と思ってしまい、そんな風に思ってしまう自分が情けなくなる・・・そんな日々でしたがクラブとの出会いで、家庭で出来る取り組み等、色々な情報を得る事で親として何も出来ないもどかしさから解放され、育児に関して私自身が親として失っていた自信を取り戻す事が出来るという結果にも繋がりました。
 しかしCBCの取り組みは決して親が我武者羅に頑張るという指導では無く難しい部分についてや苦手な分野については先生方が専門家としての知識を活かして根気良く丁寧に指導して下さる為安心してお任せする事が出来ましたので親である私が途中で息切れして挫折するという事にもならずに済みました。

 長男(インタビューに答えているR君)は幼稚園生活を始めて1年が経過しましたが落ち着いて行動しており、自信を持って色々な事に挑戦しています。クラブで培ったスキルを基に集団に順応し年度末の懇談では担任の先生にも『特に問題は無く上手く集団に順応して、お友達関係も広がって楽しく過ごしています。』と嬉しい報告を頂きました。
 そんな長男の姿から、これから始まる次男の初めての大きな集団での生活にも期待で胸が膨らみます。

 パニックを起しては時と場所を選ぶ事なく暴れていて他人の視線が心に突き刺さり、外を連れて歩くのも恥ずかしいとさえ感じていた子供達が今では自信をもって『自慢の息子です。』と言えます。診断を受けた頃、話せる様にならないかも知れないと心配していた事が嘘の様です。ココで学ばなかったら子供達の未来に希望を持てなかったかも知れないと思えるほど子供達は著しく変化し自閉症特有の症状で困る事も少なくなり、入会した頃とは全く別の子供の様です。

 悠悠クラブとの出会いで私自身子供達の小さな成長をも喜び褒める楽しさを学びました。子供達の自信に満ちた笑顔との出会いは必ず今後の私達家族全員の人生の財産になると思い心から感謝しています。
 今では「こんな事も出来ないの?」では無く「凄いね~!こんな事も出来るの?」と日々の子供達の成長が楽しみでなりません。

悠悠クラブ